• 治療
  • 整形外科

skip laminoplasty(村山医療センター)

実施施設
  • 独立行政法人 国立病院機構 村山医療センター
施設詳細
プログラム名
skip laminoplasty(村山医療センター)
ジャンル
  • 治療:関節痛
  • 整形外科:脊椎
プログラム概要
筋肉に優しい低侵襲頸椎後方除圧術です。手術用顕微鏡を使用し、切開範囲や術野の展開も少なくし病変のみを除圧する手術です。技術的には非常に高度ですが、出血は少なく術後の痛みも軽度な患者さんに優しい手術を提供します。
頸椎で神経を圧迫した結果、しびれや痛み、麻痺が出現した病態が対象です。頸部椎間板ヘルニア、頚椎症、後縦靭帯骨化症などです。

病変の範囲により異なりますが全身麻酔で頸部後方を縦に4~8cmの切開で侵入し、骨に付着する筋肉をできうる限り温存し必要な範囲を展開します。手術用顕微鏡を使用して慎重に骨を削り脊髄の圧迫を解除します。手術時間は1時間~2時間、術後2日間はベッドに寝ていてもらいます。3日目から歩行が可能になります。術後10日で創が落ち着いたら退院になります。直近3年間の手術件数は平均で1年間211件でした。頸椎の手術では完全に症状が消失することはありえません。しびれ、痛みなど麻痺が残ってしまうことはあります。稀ですが、麻痺が悪化することも考えられます。数名の方に術後の感染がおきます。その場合には全身麻酔で再手術が必要になるので入院期間が延びてしまいます。2021年1年間では感染の割合は0.3%でした。
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