治療
再生医療

幹細胞療法動脈硬化症の進展予防を目的とした自己脂肪由来間葉系幹細胞治療（サンフィールドクリニック）

実施施設

サンフィールドクリニック　（医療法人社団みき会）

施設詳細

プログラム名: 幹細胞療法動脈硬化症の進展予防を目的とした自己脂肪由来間葉系幹細胞治療（サンフィールドクリニック）

ジャンル

治療：幹細胞治療
再生医療：動脈硬化（心筋梗塞、脳卒中）

プログラム概要: 動脈硬化症の進展予防を目的とした自己脂肪由来間葉系幹細胞治療再生医療等の分類：第二種
再生医療等提供計画の計画番号：PB3160006

日本人の平均寿命は84歳ですが、日常生活に支障なく健康に過ごせる平均は75歳であるとされています。加齢に
伴って起こる障害をいかにして抑えるかは、健康に寿命を終えるためにはとても重要なことです。加齢に伴って、様々な障害が起こりますが、血管年齢という言葉があるように、血管の障害は加齢によってみられるもっともありふれた障害の一つです。
加齢に伴って生じる障害として、体内のいたるところで慢性炎症が生じることが最近になってわかってきました。また、代表的な血管障害である動脈硬化症は、慢性炎症が引き金になっておこるということも知られています。つまり、加齢、慢性炎症、動脈硬化症というのは密接に関連したイベントであるといえます。
今回、治療に用いる間葉系幹細胞は、生体内の脂肪、骨髄、臍帯などからとることができる細胞です。間葉系幹細胞は、体が傷ついたときには、傷ついた場所に集まって傷口を埋めたり、腫れ（炎症）を抑えたりする細胞です。体から取り出した間葉系幹細胞を培養して増やし、再び体内に戻すことで、様々な炎症を抑えることができることがわかってきていて、世界中で研究、治験が進められています。
動脈硬化症も、慢性炎症が引き起こすことがわかってきていますので、間葉系幹細胞を投与することによって炎症を抑えてあげれば、動脈硬化症の改善、あるいは予防につながると考えられます。