• 外科

慢性硬膜下血腫治療【医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院】

実施施設
  • 医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院
施設詳細
プログラム名
慢性硬膜下血腫治療【医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院】
ジャンル
  • 外科:外科
プログラム概要
軽い頭部打撲でも発症する慢性硬膜下血腫は、局所麻酔での手術により迅速かつ安全に血腫を除去。早期発見と治療で症状改善を目指します。
受診条件・受診不可項目
【受入条件】

1. 診療情報:
- 診断名(慢性硬膜下血腫など)
- 症状の詳細(頭痛、片麻痺、認知機能の低下、意欲低下など)
- 他院での検査結果(CT、MRIでの血腫確認)
- 併存疾患の有無(糖尿病、高血圧、心疾患など)

2. 治療歴の有無:
- 過去の頭部外傷や手術歴、脳外科治療歴
- 使用中の薬剤(抗血小板薬、抗凝固薬など)
- アレルギーや薬物反応の有無

3. 年齢および体力:
- 高齢者や併存疾患を持つ患者で、手術や麻酔に耐えられるかの確認
- 局所麻酔での手術が可能かどうかの評価

4. 症状の進行度と緊急性:
- 血腫による症状の進行度(頭痛、片麻痺、見当識障害の有無)
- CTやMRIで確認された血腫の大きさや圧迫具合の確認

5. その他条件:
- 血圧管理や抗血小板薬の服用管理が可能であること
- 術後の入院・フォローアップに協力可能であること
注意事項・禁忌事項
【注意・禁忌事項】

1. 治療の適応外となるケース:
- 重度の併存疾患(心疾患、未治療の感染症、腎不全など)により手術や麻酔リスクが高い場合、治療が制限されることがあります。
- 抗血小板薬や抗凝固薬の服用を中止できない場合、出血リスクが高まるため治療が制限される可能性があります。

2. 血腫再発リスク:
- 手術後、約10%の患者で血腫の再発が見られることがあるため、再手術の可能性について理解が必要です。
- 抗凝固薬の長期使用が必要な患者では再発リスクが高くなります。

3. 術後合併症リスク:
- 手術によって感染、出血、血腫再発などのリスクがあり、特に高齢者では慎重な術後管理が求められます。
- 脳の圧迫が急激に解除されることで、術後に一時的な頭痛やめまいが発生する場合があります。

---

【事前に伝えておくべき諸注意】

1.術前準備:
- 抗血小板薬や抗凝固薬の中止について医師の指示を守り、出血リスクに備えます。
- 術前のCTやMRI検査で血腫の状態や手術適応を確認することが重要です。

2. 術後のケアとフォローアップ:
- 手術後は、感染予防と出血管理が大切であり、頭痛やめまい、感染症状があれば速やかに医療機関に連絡
- 術後は1週間程度の入院が必要で、その後も外来で定期フォローアップ

3. 生活習慣と日常の注意:
- 退院後は、頭部に強い衝撃を与えないよう頭部保護
- 血圧管理や、禁酒・禁煙などの生活習慣改善

4. 定期的なフォローアップ:
- 退院後もCTやMRIでの経過観察が必要であり、術後の血腫や脳圧の状態を確認します。
- 定期的な外来受診を忘れずに行い、異常があれば速やかに医師に報告

5. 緊急時の対応:
- 退院後、片麻痺、頭痛、意識混濁、歩行障害などの異常が再発した場合、速やかに医療機関に連絡
- 緊急時に対応可能な医療機関や担当医の連絡先を事前に確認
このプログラムに関する詳しい情報は、
こちらからお問い合わせください。