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骨盤機能外科(便失禁・骨盤臓器脱)【医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院】

実施施設
  • 医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院
施設詳細
プログラム名
骨盤機能外科(便失禁・骨盤臓器脱)【医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院】
ジャンル
  • 外科:外科
プログラム概要
便失禁や骨盤臓器脱に対し、仙骨神経刺激療法や腹腔鏡手術でQOLを改善。約70%の患者で便失禁の効果が期待できます。
受診条件・受診不可項目
【受入条件】

1. 診療情報:
- 診断名(便失禁、慢性便秘症、直腸脱などの骨盤機能性疾患)
- 症状の詳細(便失禁の頻度、排便・排尿障害、骨盤臓器脱の程度など)
- 他院での検査結果(腹部CT、MRI、内視鏡検査、肛門機能検査など)
- 併存疾患の有無(糖尿病、神経障害、心疾患など)

2. 治療歴の有無:
- 過去の消化器・骨盤機能の治療歴や手術歴(特に直腸・前立腺手術など)
- 現在使用中の薬剤(抗凝固薬、便秘薬、鎮痙薬など)
- アレルギーや薬物反応の有無

3. 年齢および体力:
- 高齢者や基礎疾患がある患者の手術・麻酔に耐えられる体力の確認
- 仙骨神経刺激療法や腹腔鏡下手術に対応可能かの評価

4. 術前検査と準備:
- 術前に必要な検査(血液検査、心電図、肛門・骨盤機能検査など)を受けられること
- 手術前の生活習慣管理が可能であること

5. 術後のフォローと生活指導:
- 定期的な術後フォローアップやリハビリに協力できること
- 術後の生活習慣指導に従い、食事や排便ケアに協力できること
注意事項・禁忌事項
【注意・禁忌事項】

1. 治療の適応外となるケース:
- 重度の神経障害(脊髄損傷や神経疾患が原因での便失禁など)の場合、仙骨神経刺激療法の効果が期待できないことがあります。
- 全身麻酔のリスクが高い場合や重度の心疾患を持つ患者は、手術が制限されることがあります。
- 感染症がある患者や皮膚に炎症がある場合は、植込み手術の適応外になることがあります。

2. 仙骨神経刺激療法に関するリスク:
- 仙骨神経刺激療法の過程で感染、電極や刺激装置の移動、機器故障などのリスクが伴います。
- 一部の患者で効果が見られない場合もあり、事前に試験的な刺激装置の効果判定が重要です。

3. 腹腔鏡下手術に関するリスク:
- 手術での出血、感染、腸の損傷などのリスクがあるため、術後の体調管理が必要です。
- 術後に一時的な便秘や腸の動きの遅れが発生する場合があるため、経過観察が重要です。

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【事前に伝えておくべき諸注意】

1. 術前準備:
- 抗血小板薬や抗凝固薬を服用中の患者は、医師の指示に従い、手術前に中止または管理を行います。
- 必要な術前検査(肛門機能検査、心電図など)を受け、手術適応を確認します。

2. 術後のケアとフォローアップ:
- 仙骨神経刺激療法後、異常な痛み、感染症状、電池の違和感などがあれば、早急に医療機関に連絡します。
- 術後に一時的な便秘や排便困難が生じる場合があるため、食事管理や排便サポートが必要です。

3. 生活習慣と日常の注意:
- 刺激装置を使用する際は、携帯電話や電子機器による干渉に注意し、説明に従って使用します。
- 術後は刺激装置を長く使用するため、定期的な外来受診で状態を確認し、適切にケアを行います。

4. 定期的なフォローアップ:
- 刺激装置や腹腔鏡手術後の経過観察が必要で、定期的に医療機関でのチェックを受けることが推奨されます。
- 症状が再発したり体調に変化があった場合、早めに受診し、医師に相談します。

5. 緊急時の対応:
- 刺激装置に関連して**感染、異常な痛み、機器の不具合**が生じた場合はすぐに医療機関へ連絡
- 緊急時に対応可能な医療機関や担当医の連絡先を確認
このプログラムに関する詳しい情報は、
こちらからお問い合わせください。