• 外科

三叉神経痛・片側顔面けいれん治療【医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院】

実施施設
  • 医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院
施設詳細
プログラム名
三叉神経痛・片側顔面けいれん治療【医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院】
ジャンル
  • 外科:外科
プログラム概要
三叉神経痛や片側顔面けいれんは、神経と血管の接触が原因です。神経血管減圧術により、激しい痛みやけいれんを根本から改善できます。
受診条件・受診不可項目
【受入条件】

1. 診療情報:
- 診断名(三叉神経痛、片側顔面けいれんなど)
- 症状の詳細(顔面の激痛、けいれんの頻度や範囲など)
- 他院での検査結果(MRIでの神経と血管の接触の有無)
- 併存疾患(高血圧、糖尿病、心疾患など)

2. 治療歴の有無:
- 過去の治療歴(鎮痛剤、ボツリヌス注射、その他の神経治療など)
- 使用中の薬剤(抗けいれん薬、鎮痛薬など)
- アレルギーや薬物反応の有無

3. 年齢および体力:
- 高齢者や基礎疾患がある患者の場合、手術や麻酔に耐えられる体力の確認
- 全身麻酔下での手術が可能かどうか

4. MRI検査による評価:
- 外来のMRI検査で、神経と血管が接触している所見が確認されていること
- 症状が手術で改善する見込みがあるか

5. 術後管理とフォローアップ:
- 術後の定期フォローアップに協力できること
- 術後の生活指導を守れること
注意事項・禁忌事項
【注意・禁忌事項】

1. 治療の適応外となるケース:
- 重篤な併存疾患(心疾患、未治療の感染症、腎不全など)がある場合、麻酔リスクが高まり、手術適応外となることがあります。
- 神経と血管の接触がない場合、神経血管減圧術の効果が期待できないため、手術適応外となります。
- 抗凝固薬を中止できない場合、出血リスクが高く手術が制限されることがあります。

2. 神経血管減圧術に関するリスク:
- 手術による感染、出血、聴力低下、顔面神経麻痺などの合併症リスクがあり、特に高齢者では慎重な管理が必要です。
- 脳脊髄液漏のリスクが伴い、術後に症状が現れた場合は再手術が必要になることがあります。

3. 術後の再発リスク:
- 一部の患者で、痛みやけいれんが再発することがあり、再手術の可能性があります。

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【事前に伝えておくべき諸注意】

1.術前準備:
- 手術前には、抗血小板薬や抗凝固薬の中止が必要であり、出血リスクを避けるために医師の指示に従います。
- 外来でのMRI検査を受け、神経と血管の接触の有無を確認することが必須です。

2. 術後のケアとフォローアップ:
- 感染や出血、麻痺のリスクがあるため、術後は異常があれば速やかに医療機関に連絡します。
- 術後の頭痛やめまいは一時的なものであることが多いですが、症状が続く場合は医師に相談が必要です。

3. 生活習慣と日常の注意:
- 術後は頭を強く打たないように注意し、運動や日常生活にも配慮します。
- 術後にストレスが症状を悪化させる可能性があるため、生活習慣を見直し、リラックスした環境で過ごすことが望ましいです。

4. 定期的なフォローアップ:
- 退院後は定期的に外来でのフォローアップ*が必要で、MRIやその他の検査で経過を観察します。
- 痛みやけいれんが再発した場合、速やかに再受診を行い、再治療の必要性を評価します。

5. 緊急時の対応:
- 退院後、強い頭痛、顔面の麻痺、耳鳴りや聴力低下などの異常が現れた場合には、早急に医療機関へ連絡
- 緊急時に対応できる医療機関や担当医の連絡先を事前に確認
このプログラムに関する詳しい情報は、
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